No.87, No.86, No.85, No.84, No.83, No.82, No.81[7件]
『つくもがたり』:あらすじ
「タカシマモリ」という名前の女性が住む一人暮らしの部屋では、人間が誰もいない間に帽子・置時計・本といった物たちが意志を持ち自由に動き回っていた。
それは付喪神を祀る神社が付近にあり、そのご利益が影響したこと。
そして、マモリがかつて存在した「ツクモ使い」と呼ばれる存在の未商であることが起因しているらしかった。
心を持った物・ツクモたちは、マモリが何気ない日常の中で危ない目に合わないよう飼い猫の手を借りてひっそりと見守りつつ、かつての「ツクモ使い」についての回想をまじえながら「物を大切にすること」について議論し思いを巡らせる。
本人に自覚が無く、世の中でも「ツクモつかい」の存在が忘れ去られているのなら、自分たちの正体は明かさず役目が終わるまでただ昔話をして見守りに励もう、そう語り合うツクモたち。
しかしやがて、知らずのうちに残存していた他の「ツクモ使い」にマモリが目を付けられていたことがわかり、日常の範疇を超えた脅威から守らなくてはならない事態へと発展していく。
平凡で一見戦闘力の無い日用品たちがマモリを守るべく、そして事実を知ってマモリがいたずらに争いに巻き込まれないようひっそりと、知恵をしぼりながら奮闘する日々が始まるのだった。
#つくもがたり
「タカシマモリ」という名前の女性が住む一人暮らしの部屋では、人間が誰もいない間に帽子・置時計・本といった物たちが意志を持ち自由に動き回っていた。
それは付喪神を祀る神社が付近にあり、そのご利益が影響したこと。
そして、マモリがかつて存在した「ツクモ使い」と呼ばれる存在の未商であることが起因しているらしかった。
心を持った物・ツクモたちは、マモリが何気ない日常の中で危ない目に合わないよう飼い猫の手を借りてひっそりと見守りつつ、かつての「ツクモ使い」についての回想をまじえながら「物を大切にすること」について議論し思いを巡らせる。
本人に自覚が無く、世の中でも「ツクモつかい」の存在が忘れ去られているのなら、自分たちの正体は明かさず役目が終わるまでただ昔話をして見守りに励もう、そう語り合うツクモたち。
しかしやがて、知らずのうちに残存していた他の「ツクモ使い」にマモリが目を付けられていたことがわかり、日常の範疇を超えた脅威から守らなくてはならない事態へと発展していく。
平凡で一見戦闘力の無い日用品たちがマモリを守るべく、そして事実を知ってマモリがいたずらに争いに巻き込まれないようひっそりと、知恵をしぼりながら奮闘する日々が始まるのだった。
#つくもがたり
『マシリア放浪記』:あらすじ
主人公のマシリアは、両親や幼い兄弟を引き連れて定住の地を探す放浪者。
マシリアは家族の中では唯一の魔法の使い手であり、その威力は他に類を見ないほどだと評判だった。
しかし、マシリアの魔力が急成長した頃に暴発で家を失ったことを皮切りに、その後も転々と住居を変える度にトラブルで甚大な被害が発生したことで、今では家族全員があらゆる街や国家から「居住禁止対象認定」を受けてしまっている。
ひとたび街を出ればいつ恐ろしい魔物に襲われるともわからない過酷な世界。
それでも、自分が魔法で守りさえすればそれなりに心地よく住み続けられる場所を家族に提供できるだろう、そう信じて安住の地を探し求める旅を続けているのだ。
この世界では安全地帯が少なくそもそも居住可能地帯が狭いため、マシリアと同じように居住地を探す一行は少なくない。
そんな似た境遇の人々と情報交換や護衛といった取引をする中で、騙す者、騙された者との交流も多かった。
正義感の強いマシリアは、一本気かつ過激な行動をまじえて彼女なりのやり方でいざこざをおさめていく。
毎度気まずさで事が終わればそそくさとその場を離れるものの、その行動は確実に人々の心を動かし、絶望にあふれていた危険地帯に少しずつ光が差し始める。
やがてマシリアなりの正義の積み重ねが世界全体のありかたを変えていくことを本人は未だ知らない。
#マシリア放浪記
主人公のマシリアは、両親や幼い兄弟を引き連れて定住の地を探す放浪者。
マシリアは家族の中では唯一の魔法の使い手であり、その威力は他に類を見ないほどだと評判だった。
しかし、マシリアの魔力が急成長した頃に暴発で家を失ったことを皮切りに、その後も転々と住居を変える度にトラブルで甚大な被害が発生したことで、今では家族全員があらゆる街や国家から「居住禁止対象認定」を受けてしまっている。
ひとたび街を出ればいつ恐ろしい魔物に襲われるともわからない過酷な世界。
それでも、自分が魔法で守りさえすればそれなりに心地よく住み続けられる場所を家族に提供できるだろう、そう信じて安住の地を探し求める旅を続けているのだ。
この世界では安全地帯が少なくそもそも居住可能地帯が狭いため、マシリアと同じように居住地を探す一行は少なくない。
そんな似た境遇の人々と情報交換や護衛といった取引をする中で、騙す者、騙された者との交流も多かった。
正義感の強いマシリアは、一本気かつ過激な行動をまじえて彼女なりのやり方でいざこざをおさめていく。
毎度気まずさで事が終わればそそくさとその場を離れるものの、その行動は確実に人々の心を動かし、絶望にあふれていた危険地帯に少しずつ光が差し始める。
やがてマシリアなりの正義の積み重ねが世界全体のありかたを変えていくことを本人は未だ知らない。
#マシリア放浪記
『飲皆染胃』:あらすじ
食魔と呼ばれ人間たちから恐れられている存在たちの物語。
食魔は、それぞれが「専門食」を持ち、固定された分類の食物のみを摂取することで魔力を維持している。
肉食の蜒魔・野菜食の快魔・水産物食の滔魔といった派閥があり、中でも透明か自色の液体のみを口にすることが許されている皎魔は種族の筆頭として座することが習わしとされていた。
皎魔は他の食魔と比べて体が弱く寿命は短いが、死ぬ度に人間の中から代わり身を選出し記憶や人格を引き継がせるため、実質不死身と同様の扱いとなっている。
そしてもう一つ、卑食と呼ばれる黯魔が存在する。
本来食物ではないような無機物等も見境なく食せることを揶揄され他食の仲間らから迫書されるような立場だったのだが、霽月と呼ばれる少年が皎魔の側近に任命され大満食御殿と呼ばれる神域に属することになってから迫害の習慣は薄れていく。
しかしその実、霽月は当代の止水に「喰え」と言われたものを従順に食する従順かつ奴隷の様な立ち位置になってしまっていた。
もはや同食の仲間内からすらも「卑しい食の者」と陰でささやかれる存在になり下がっていたが、霽月は全く反抗することなく至って忠実に止水の言葉に従い続ける。
ただ胸の内に「止水を喰って良いのは俺だけだ」という暗くくすぶる意志のみを抱きながら。
#飲皆染胃
食魔と呼ばれ人間たちから恐れられている存在たちの物語。
食魔は、それぞれが「専門食」を持ち、固定された分類の食物のみを摂取することで魔力を維持している。
肉食の蜒魔・野菜食の快魔・水産物食の滔魔といった派閥があり、中でも透明か自色の液体のみを口にすることが許されている皎魔は種族の筆頭として座することが習わしとされていた。
皎魔は他の食魔と比べて体が弱く寿命は短いが、死ぬ度に人間の中から代わり身を選出し記憶や人格を引き継がせるため、実質不死身と同様の扱いとなっている。
そしてもう一つ、卑食と呼ばれる黯魔が存在する。
本来食物ではないような無機物等も見境なく食せることを揶揄され他食の仲間らから迫書されるような立場だったのだが、霽月と呼ばれる少年が皎魔の側近に任命され大満食御殿と呼ばれる神域に属することになってから迫害の習慣は薄れていく。
しかしその実、霽月は当代の止水に「喰え」と言われたものを従順に食する従順かつ奴隷の様な立ち位置になってしまっていた。
もはや同食の仲間内からすらも「卑しい食の者」と陰でささやかれる存在になり下がっていたが、霽月は全く反抗することなく至って忠実に止水の言葉に従い続ける。
ただ胸の内に「止水を喰って良いのは俺だけだ」という暗くくすぶる意志のみを抱きながら。
#飲皆染胃
『羯磨催促人』:あらすじ
世界中で大災書が同時多発する中、主人公の少女・ジエシアが住む小さな町も洪水による甚大な被書を受けていた。
しかし、ジェシアの住居はその街唯一の多階層ビルの最上階だったため、日常生活への影響や苦労らしいことはほぼ無いと言ってもよかった。
ただ、洪水の数日前に母親が失踪してしまい一人きりで留守を守らなくてはいけないことを除いて。
ある晩、そんなジェシアの元に一人の奇妙な男が訪ねてきて、自らを「羯催促人(カルマプレッサー)」と名乗る。
そして男は、自分が「罪滅ぼしを促すこと」を仕事として請け負っており、ジェシアが一週間以内に大罪を犯す運命にあってそれを見物しに来たのだと告げるのだった。
はじめはただの変質者として受け付けずにいたジェシアだったが、その人知を超えた振る舞いや、男が巨大な裁判官の槌のようなものを召喚し「ジャッジ」と呼ばれる罪滅ぼしの儀式らしきものを執り行う様子を目の当たりにしてから、この男の言葉が真実なのだと確信していく。
本来怖すべき相手なのだろうと思いつつも、インスタントばかりになっていた食事を危惧して手製のシチユーをふるまったり、眠れずにいるところに自身の仕事話をきかせてくれたりと世話を焼く磨催促人の対応にジェシアは段々と親愛の情をいだきはじめていくのだが。
それでも予言されていたジェシアが大罪を犯す日は確実に迫ってきていた。
#羯磨催促人
世界中で大災書が同時多発する中、主人公の少女・ジエシアが住む小さな町も洪水による甚大な被書を受けていた。
しかし、ジェシアの住居はその街唯一の多階層ビルの最上階だったため、日常生活への影響や苦労らしいことはほぼ無いと言ってもよかった。
ただ、洪水の数日前に母親が失踪してしまい一人きりで留守を守らなくてはいけないことを除いて。
ある晩、そんなジェシアの元に一人の奇妙な男が訪ねてきて、自らを「羯催促人(カルマプレッサー)」と名乗る。
そして男は、自分が「罪滅ぼしを促すこと」を仕事として請け負っており、ジェシアが一週間以内に大罪を犯す運命にあってそれを見物しに来たのだと告げるのだった。
はじめはただの変質者として受け付けずにいたジェシアだったが、その人知を超えた振る舞いや、男が巨大な裁判官の槌のようなものを召喚し「ジャッジ」と呼ばれる罪滅ぼしの儀式らしきものを執り行う様子を目の当たりにしてから、この男の言葉が真実なのだと確信していく。
本来怖すべき相手なのだろうと思いつつも、インスタントばかりになっていた食事を危惧して手製のシチユーをふるまったり、眠れずにいるところに自身の仕事話をきかせてくれたりと世話を焼く磨催促人の対応にジェシアは段々と親愛の情をいだきはじめていくのだが。
それでも予言されていたジェシアが大罪を犯す日は確実に迫ってきていた。
#羯磨催促人
『Mifärbe』:あらすじ
イチローは古の森に住まう神のうちの一人だったが、神聖な木々を木材として無断で売り払っていることがバレて罰として花を育てる雑務につかされてしまう。
イチローはめげること無く今度はその花を売って金稼ぎができないかと画策するのだが、日の当たる場所の少ない森の中では安定した環境を作るのが困難で、育成を許された種子の数は確実に減っていっていた。
ある日イチローが人間に変身して街を散歩していた時、こじんまりとした花屋で働いていた一人の女性に一目惚れしてしまう。
単刀直入に求婚するもののもちろん断られ、それでもめげずに女性に付きまとい執念深くアプローチを続ける。
女性はその強引さに最初戸惑っていたものの、イチローが会うたびにプレゼントとして自分を飾りつける花の種類や育成状況に無味を持ち、花屋としての知恵を貸すことに。
それでも独特かつ変態的な愛情表現に関しては中々抵抗をぬぐえず、心を許し始めながらも恋愛には踏み込みきれない絶妙な距離感が続く。
そんなことを知ってか知らずか、いつしかイチローはただ金を儲けるためではなく、女性をより魅力的に飾るために花を育てたいという純粋な想いを抱くようになっていくのだが。
「それは神という立場にとって神聖な木々や花を金にかえるよりも重い罪にあたる」と、森の主神がいよいよ重い腰を上げ始め・・・・
#Mifarbe
イチローは古の森に住まう神のうちの一人だったが、神聖な木々を木材として無断で売り払っていることがバレて罰として花を育てる雑務につかされてしまう。
イチローはめげること無く今度はその花を売って金稼ぎができないかと画策するのだが、日の当たる場所の少ない森の中では安定した環境を作るのが困難で、育成を許された種子の数は確実に減っていっていた。
ある日イチローが人間に変身して街を散歩していた時、こじんまりとした花屋で働いていた一人の女性に一目惚れしてしまう。
単刀直入に求婚するもののもちろん断られ、それでもめげずに女性に付きまとい執念深くアプローチを続ける。
女性はその強引さに最初戸惑っていたものの、イチローが会うたびにプレゼントとして自分を飾りつける花の種類や育成状況に無味を持ち、花屋としての知恵を貸すことに。
それでも独特かつ変態的な愛情表現に関しては中々抵抗をぬぐえず、心を許し始めながらも恋愛には踏み込みきれない絶妙な距離感が続く。
そんなことを知ってか知らずか、いつしかイチローはただ金を儲けるためではなく、女性をより魅力的に飾るために花を育てたいという純粋な想いを抱くようになっていくのだが。
「それは神という立場にとって神聖な木々や花を金にかえるよりも重い罪にあたる」と、森の主神がいよいよ重い腰を上げ始め・・・・
#Mifarbe
『書描詩歌時花』:あらすじ
究字の家系の第二子である主人公の少年・スサビは、姉である長女が世継ぎの座を辞退することが正式に決まり、自分が代替わりする日に向けて修行に励んでいた。
いよいよ次代当主発表の場で披露する作品集の制作に取り組み始めるが、何度書き直しても師匠であり現当主である父親からは渋い反応を返され却下されてばかり。
スサビは自身の技術に何が足りないのかを研究し続け
試行錯誤しながら何度も修正し提出し直すものの、父親の首が縦に振られる作品は一つもなかった。
そんなある日、プレッシャーと自己嫌悪に苛むスサビに父親は一つの指命を与える。
それは、「一年間旅をし、各地にいる花の精に会って心に浮かんだものを書きとめてこい」という内容だった。
そしてその旅の同行者として、同じ敷地内に住み込んでいた画の家系の一人娘のチャラチャが指名されていることも告げられる。
年頃の少年少女が二人きりで寝食を共にするという内容に「非常識だ」「一年もそんなことをしていても無意味だ」と意を唱えるものの、スサビの抵抗も虚しく移動用の小型歩行住居に詰め込まれ旅はつつがなく始まってしまうのだった。
#書描詩歌時花
究字の家系の第二子である主人公の少年・スサビは、姉である長女が世継ぎの座を辞退することが正式に決まり、自分が代替わりする日に向けて修行に励んでいた。
いよいよ次代当主発表の場で披露する作品集の制作に取り組み始めるが、何度書き直しても師匠であり現当主である父親からは渋い反応を返され却下されてばかり。
スサビは自身の技術に何が足りないのかを研究し続け
試行錯誤しながら何度も修正し提出し直すものの、父親の首が縦に振られる作品は一つもなかった。
そんなある日、プレッシャーと自己嫌悪に苛むスサビに父親は一つの指命を与える。
それは、「一年間旅をし、各地にいる花の精に会って心に浮かんだものを書きとめてこい」という内容だった。
そしてその旅の同行者として、同じ敷地内に住み込んでいた画の家系の一人娘のチャラチャが指名されていることも告げられる。
年頃の少年少女が二人きりで寝食を共にするという内容に「非常識だ」「一年もそんなことをしていても無意味だ」と意を唱えるものの、スサビの抵抗も虚しく移動用の小型歩行住居に詰め込まれ旅はつつがなく始まってしまうのだった。
#書描詩歌時花
その世界では時折、化け物を目撃したという証言があったり、実際に化け物に襲われたかのような死亡事件が起きていた。
しかし化け物そのものの存在が確認できないため、警察はたわ言や猟奇的犯行もしくは事故として処理し続ける。
その一方、察の目の届かない場所では夜な夜ないわくつきのアンティーク商品を取り扱う闇オークションが開催されており、主人公のミーラは独自の方法を使ってその会場にもぐりこんでいた。
そしてミーラは不可解な事件とそのオークションの繋がりを知る存在でもあった。
事件はある音楽家がかつて管理していたアンティーク品を発端に起きている。
そのアンティーク品そのものやそれにまつわる場所や物を発端として、誰かが何かしら空目をするとそれが想像した内容の通りに再現されてしまうのだ。
一見信憑性の低い事実ではあるものの、その根拠はミーラ自身の出生の秘密に由来していた。
ミーラは自身が生まれてきた意味を模索すべく、オークションに通い、時には怪物退治をしながら、音楽家が最後に作曲したといわれる「レヴァリースコア」のオリジナル譜面を追い求め続ける。
#ボクとアナタのレヴァリースコア