No.86

『つくもがたり』:あらすじ

「タカシマモリ」という名前の女性が住む一人暮らしの部屋では、人間が誰もいない間に帽子・置時計・本といった物たちが意志を持ち自由に動き回っていた。
それは付喪神を祀る神社が付近にあり、そのご利益が影響したこと。
そして、マモリがかつて存在した「ツクモ使い」と呼ばれる存在の未商であることが起因しているらしかった。
心を持った物・ツクモたちは、マモリが何気ない日常の中で危ない目に合わないよう飼い猫の手を借りてひっそりと見守りつつ、かつての「ツクモ使い」についての回想をまじえながら「物を大切にすること」について議論し思いを巡らせる。

本人に自覚が無く、世の中でも「ツクモつかい」の存在が忘れ去られているのなら、自分たちの正体は明かさず役目が終わるまでただ昔話をして見守りに励もう、そう語り合うツクモたち。
しかしやがて、知らずのうちに残存していた他の「ツクモ使い」にマモリが目を付けられていたことがわかり、日常の範疇を超えた脅威から守らなくてはならない事態へと発展していく。
平凡で一見戦闘力の無い日用品たちがマモリを守るべく、そして事実を知ってマモリがいたずらに争いに巻き込まれないようひっそりと、知恵をしぼりながら奮闘する日々が始まるのだった。

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あらすじ