No.83

羯磨催促人(かつまさいそくにん)』:あらすじ

世界中で大災書が同時多発する中、主人公の少女・ジエシアが住む小さな町も洪水による甚大な被書を受けていた。
しかし、ジェシアの住居はその街唯一の多階層ビルの最上階だったため、日常生活への影響や苦労らしいことはほぼ無いと言ってもよかった。
ただ、洪水の数日前に母親が失踪してしまい一人きりで留守を守らなくてはいけないことを除いて。

ある晩、そんなジェシアの元に一人の奇妙な男が訪ねてきて、自らを「羯催促人(カルマプレッサー)」と名乗る。
そして男は、自分が「罪滅ぼしを促すこと」を仕事として請け負っており、ジェシアが一週間以内に大罪を犯す運命にあってそれを見物しに来たのだと告げるのだった。

はじめはただの変質者として受け付けずにいたジェシアだったが、その人知を超えた振る舞いや、男が巨大な裁判官の槌のようなものを召喚し「ジャッジ」と呼ばれる罪滅ぼしの儀式らしきものを執り行う様子を目の当たりにしてから、この男の言葉が真実なのだと確信していく。

本来怖すべき相手なのだろうと思いつつも、インスタントばかりになっていた食事を危惧して手製のシチユーをふるまったり、眠れずにいるところに自身の仕事話をきかせてくれたりと世話を焼く磨催促人の対応にジェシアは段々と親愛の情をいだきはじめていくのだが。
それでも予言されていたジェシアが大罪を犯す日は確実に迫ってきていた。

#羯磨催促人

あらすじ